開発・生産拠点Production sites
開発・生産について
研究開発を担う
「テキスタイルイノベーションセンター（TIC）」
で生み出した
独自の技術を活用して商品開発と
生産を行う、国内生産拠点を紹介します。
紡績・織布、染色加工における
独自の高度な技術を生かし、
コットンなど天然繊維をベースとした高機能・
高感度な繊維製品を次々と開発・生産します。
また、スマートファクトリー化を目指し、
生産性の向上や品質・環境保全の最適化に
取り組んでいます。
ANJO
MILL
安城工場
クラボウ安城工場は、1951年竣工の紡績・織布工場です。
国内有数の生産能力と、1888年の創立から受け継がれてきた紡績・織布技術を活かし、様々な高付加価値商品の開発・生産と品質管理、QR対応で市場をリードしています。
また、独自の開繊・反毛技術を活用した繊維リサイクルによるアップサイクル商品の開発・生産を行うと同時に、
廃棄物削減の取り組みとしてゼロエミッションにも継続して取り組んでいます。
アップサイクルシステム
「L∞PLUS（ループラス）」は繊維製品の生産工程で発生する端材を安城工場が有する独自の開繊・反毛技術で再資源化し、様々な製品へとアップサイクルする取り組みで、2017年から展開しています。
様々な色の端材を混ぜ合わせるため、唯一無二の杢調を表現できる新しいサステナブル・ファッション素材です。
パートナー企業との共創により、デニム製品からデニム製品など同一アイテムだけでなく、着物からカジュアル素材やタオルから靴下などアイテムを越えた取り組みも広がっています。
L∞PLUS生産工程
L∞PLUS生産工程
TOKUSHIMA
PLANT
徳島工場
クラボウ徳島工場は、1996年に竣工した繊維事業部の染色・加工における開発・生産の中核工場です。
長年にわたって蓄積した染色加工技術をベースに、人・社会・地球にやさしい高付加価値商品を開発・生産しています。
統合生産体制、独自の連続染色設備などにより、安定した品質管理とQR対応を実現。
また、環境対策についても、排水処理設備や廃棄物処理設備など万全の処理システムを整えると共に、
ゼロエミッションやCO2排出量削減、排水量の削減にいち早く取り組むなど、地球環境にも配慮したものづくりを行っています。
高度な色管理技術
徳島工場では、高い品質の商品を提供するために、様々な品質管理体制を作っています。
その中のひとつである色管理技術「EYE-D（アイディー）」は、色への追究において進化し続けることにより、高品質で安定した色の再現性を実現しています。
染料の最適配合の算出を行うカラーマッチングシステム（CCM）、その配合を正確に行う自動調液装置、生産ラインでリアルタイムに色管理を行う測色システムなどにより、染料ロスの削減、調色作業の効率化・高精度化を図るとともに、CO2排出量の削減や水使用量の削減にも貢献しています。
