1970
業界に先駆けてデニム事業に進出
戦後のアメリカ文化の流入とともにジーンズが若者たちの心をとらえた1960年代、当時のジーンズやデニム生地は、アメリカからの輸入に限られていた。クラボウは、今後ジーンズが世界的なファッショントレンドとなると考え、いちはやく岡山工場を中心にデニム原糸の研究に取り組んだ。
そして、1970年(昭和45年)クラボウは、業界に先駆けてデニム事業に進出。原糸の紡績だけでなく、協力企業とともに糸染めや製織、加工までを一貫して行うプロダクションチームを作り上げた。「KD-8」の名称で発売されたデニムは、日本国内はもとより、海外でその品質と素材が認められ、ジャパンデニムの礎を築いた。
2015
高級デニムの新ブランド
KURABO DENIM PRIME BLUEを
世界展開
欧米の有名デニムブランドにおいて常に高い支持を得てきた「クラボウデニム」。しかし、二極化が進む世界のデニム市場では、より一層付加価値を追求した商品が求められるようになってきた。クラボウは多様化するニーズに応えるため、生産ネットワークにグローバル開発チームを立ち上げるとともに、デニムブランドを刷新した。
2015年(平成27年)クラボウは、高級デニムの新ブランド「KURABO DENIM PRIME BLUE」を展開。日本の品質力とクラボウのブランド力を活かして、欧米を中心とした高付加価値デニム市場へのグローバル展開を加速する。