1962
ポリウレタンフォームで
化成品事業に進出
高度成長期に入った日本では、大量生産・大量消費を支える新しい産業資材として、数々の化学工業製品が国内生産されるようになった。新規分野への参入を図っていたクラボウは、その中で、最終製品が本業と関連しており、多くの用途が見込まれるポリウレタンフォームに注目した。
先発企業との競争に勝ち抜くため、単に原材料を製造するだけでなく、マットレスや家具をはじめ、さまざまな二次加工を施した高付加価値商品に展開。やがて樹脂の配合を工夫することで、自動車の内装材として用途展開に成功し、当社の主力事業へと育っていった。
2013
先進的な高耐熱フィルムの
量産化に成功
産業界での需要が高まる高耐熱フィルム分野において、わずか数ミクロンの厚みで300℃超の温度に耐えるフィルムの量産化に成功。樹脂の配合技術に加え、独自の二軸延伸方式の採用によって業界で初めて実現した。
小型化・薄膜化が進む半導体や、電子化・情報化が進む自動車部材の製造工程において、クラボウの高機能フィルムは、耐熱性・耐薬品性・耐衝撃性などに優れた機能性素材として、その活躍が期待されている。独自の技術でこれまでにない素材を創出し、産業に貢献する。