Episode 3
KURABO バイオマス発電の原点

原点は、環境と
エネルギーへの想い

スクロールナビ

1915

いち早く自社発電所を建設して
工場を電化

20世紀初頭、日本の産業界にも電力による動力革命の波が訪れようとしていた。創業以来、石炭蒸気機関に頼ってきた当社倉敷工場も動力源の見直しに迫られており、近い将来の工場近代化のためにも電力の導入が必須の課題となっていた。
クラボウの2代目社長大原孫三郎は、1909年に倉敷の町に電力を供給する倉敷電燈を設立し、社長を兼任した。その機会に当社でも独自の発電所を持つこととし、1915年に倉敷発電所を建設した。尚、大原孫三郎が設立した倉敷電燈は、その後近隣の電力会社と合同・合併し、現在の中国電力の基となる。

大正時代の倉敷発電所
大正時代の倉敷発電所
大正時代の倉敷発電所

大正時代の倉敷発電所

2016

環境に配慮した
バイオマス発電事業に進出

現在、地球温暖化対策の観点から、化石燃料に頼らない再生可能エネルギーの活用が世界的な課題となっている。クラボウは、エンジニアリング事業で長年培った焼却技術を活かして、木質バイオマス発電所を徳島工場に建設。環境負荷の低減を図るとともに、最大で一般家庭約11,000世帯分の使用量に相当する電力を供給する。
木質バイオマス発電は、当社の流動焼却技術を発展させた「流動層ボイラ」と蒸気夕ーピンを組み合わせ、地元徳島を中心とした間伐材等を燃料とする。間伐材を有効利用することによって、森林環境の保護や地域林業の活性化にも貢献している。

徳島バイオマス発電所の心臓部 流動層ボイラ
徳島バイオマス発電所の心臓部 流動層ボイラ
徳島バイオマス発電所の心臓部 流動層ボイラ

徳島バイオマス発電所の心臓部
流動層ボイラ

クラボウのDNAは、
次の世代へと受け継がれてゆく。