熱媒体として硅砂を高温の流動状態に保ち、この中に焼却物を投入することにより瞬時に完全焼却させる流動層焼却装置です。独自開発した「混焼システム」は、高含水率の低質な廃棄物と、高発熱量の高質な廃棄物を組み合わせ、最適な燃焼条件を創出し、多様化するニーズに対応します。
流動層焼却装置から発展したサーマルリサイクル装置です。バイオマス燃料である木チップ・タイヤチップや廃プラ・汚泥等を燃料として利用することで、そのエネルギーを蒸気や高温空気として回収します。蒸気タービンと組み合わせることにより発電も可能です。
2016年7月に竣工した徳島バイオマス発電所では、自社の保有技術である流動層ボイラに蒸気タービンを組み合わせ、間伐材などを燃料とした木質バイオマス発電事業を展開しています。
発電出力 | : | 6,340kW |
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年間送電量 | : | 約4,000万kWh(日本の一般家庭約11,000世帯の年間使用電力量に相当) |
ボイラ形式 | : | 流動層式 |
燃料 | : | 間伐材等の木質チップ |
燃料として主に県内産間伐材等の未利用材を使用することにより、地域の林業活性化と森林保護に貢献するとともに、脱炭素社会の実現とエネルギーミックスの促進へ向けた取り組みを推進します。
牛舎から排出される家畜排せつ物を繰り返し再生できるサーマルリサイクル装置です。
強力な殺菌・乾燥能力を有し、家畜の糞尿を含む使用済み敷料を、サラサラでクリーンな堆肥に繰り返し再生します。これにより敷料購入費用を大幅に低減することが可能となり、糞尿・堆肥処理の省力化を実現するほか、悪臭問題や牛舎の衛生管理などの課題も解決します。