製品情報 熱処理装置

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KUINSY-FB流動層焼却装置

熱媒体として硅砂を高温の流動状態に保ち、この中に焼却物を投入することにより瞬時に完全焼却させる流動層焼却装置です。独自開発した「混焼システム」は、高含水率の低質な廃棄物と、高発熱量の高質な廃棄物を組み合わせ、最適な燃焼条件を創出し、多様化するニーズに対応します。

特長

  • 1.少ない空気比で速やかに焼却できるので高効率であり、後段設備を小型化できます。
  • 2.炉内は可動部分が無いシンプルな構造なので、メンテナンス費用を抑えられます。
  • 3.炉内は均一燃焼に近く、また速やかに完全燃焼するので、NOxやCO、未燃分の発生を抑制します。
  • 4.性状の異なる複数の焼却物を混焼できます。

用途

  • ・し尿汚泥 ・し渣 ・沈砂 ・下水汚泥 ・産業排水汚泥 
  • ・廃油汚泥 ・廃油 ・雑芥 ・食品残渣 ・廃卵 ・廃プラ
  • ・木屑 ・廃タイヤチップ 等

流動層ボイラ

流動層焼却装置から発展したサーマルリサイクル装置です。バイオマス燃料である木チップ・タイヤチップや廃プラ・汚泥等を燃料として利用することで、そのエネルギーを蒸気や高温空気として回収します。蒸気タービンと組み合わせることにより発電も可能です。

特長

  • 1.流動層式なので木屑やスラッジ状の原料でも均一かつ瞬時に燃焼するので、廃熱ボイラでの熱回収率が高くなります。
  • 2.性状の異なる複数の原料を混焼できます。

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フローシート

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木質バイオマス発電事業を展開

2016年7月に竣工した徳島バイオマス発電所では、自社の保有技術である流動層ボイラに蒸気タービンを組み合わせ、間伐材などを燃料とした木質バイオマス発電事業を展開しています。

●発電所の概要

発電出力 6,340kW
年間送電量 約4,000万kWh(日本の一般家庭約11,000世帯の年間使用電力量に相当)
ボイラ形式 流動層式
燃料 間伐材等の木質チップ

●事業展開の背景

燃料として主に県内産間伐材等の未利用材を使用することにより、地域の林業活性化と森林保護に貢献するとともに、脱炭素社会の実現とエネルギーミックスの促進へ向けた取り組みを推進します。


敷料再生装置FUNTO

牛舎から排出される家畜排せつ物を繰り返し再生できるサーマルリサイクル装置です。
強力な殺菌・乾燥能力を有し、家畜の糞尿を含む使用済み敷料を、サラサラでクリーンな堆肥に繰り返し再生します。これにより敷料購入費用を大幅に低減することが可能となり、糞尿・堆肥処理の省力化を実現するほか、悪臭問題や牛舎の衛生管理などの課題も解決します。

特長

  • 1.瞬間殺菌・強力乾燥で使用済み敷料を再生
    独自の燃焼・廃棄物処理技術(特許出願中)を採用し、家畜排せつ物を細かく粉砕しながら、高温で瞬間殺菌・乾燥します。
  • 2.一人で操作ができる、操作性の高い自動運転
    簡単操作に加えて、メンテナンスも日々の清掃程度で済むため、専門知識や技術は必要ありません。
  • 3.戻し堆肥の含水率が調整可能
    装置に投入する家畜排せつ物の含水率にかかわらず、簡単操作で堆肥の水分を調整できます。
  • 4.燃料方式が選択可能
    身近な灯油を燃料にしたシンプルな[直接式]や、廃棄物由来のRPF(固形燃料)に対応した[間接式]が選べます。

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