がむしゃらに走ってきましたね。建材の開発担当がキャリアのスタートだったんですけど、CMでもあった「24時間戦えますか」という時代でした(笑)。遅くまでがんばるのが当たり前、でも、それが楽しかった。そんな矢先、3年目にして思いもよらぬ営業への異動。開発の仕事はまだまだやりたかったんだけど…。新しい営業の上司は、これがまた厳しい人で、でも教えるのは上手だった。「この人の言う事を聞けば上手く行く」と素直に聞けて、実際成長できたと思う。今、思うことは、部署が変われば、また新しい見方もできる。異動は自分の意思で選べない、いわば「ガチャ」かもしれないけれど、捉え方次第でいくらでも面白くできる。環境が変わる、ということはチャンスでもある。その時こそ、いかに自分自身が「面白がれるか」、「期待されてるんだと考えられるか」が、自分の成長にとって大事なんじゃないかな。
建材で営業の面白さに目覚め始めた頃、今度は畑違いの機能フィルムの担当に!何の知識もない製品を扱う上に、新工場が立ち上がったばかりで、当面は赤字が見込まれる、という部署への異動です。だから、なんとか早く黒字にしようとハチャメチャにがんばりました。けれど、やっぱり赤字。「この状況、自分の力が足りないのか?」と自問する暗黒時代でした。でも、苦しくても、一人じゃないし、数字が悪くても皆で飲みに行って。不思議と「必ず黒字化できる、やればできる」という思い込みがありました。変に自信はあった。いい仲間といいお客様に出会えたからなんだろうね。今から思えば、この頃から「チームで意識を変えて、大きなことをやってやろう!」という意識がより強くなって、自分の軸として固まった時期だったのかと思います。
売るのが好きだったし、20代は営業としての自分の数字優先でした。「誰よりも先に商売を取る!」という心意気。若い頃の夢だった野球選手で言えば、4番でホームランを打つ、自分の活躍で勝利をもたらす、という勢い。でも今は、チームで大きくなりたい、挑戦したい。人を育てることこそが「面白い」と考えるように。そのためには、皆が信念やビジョンをしっかりと持つというのが大事なんだと考えるようになりました。野球なら、今「監督業」の面白さに気づいたところ。全員がヒーローの、いいチームを作るという夢は、今、始まったばかり!
日本経済新聞、日刊工業新聞などでシリーズ展開中
エピソード1
アニマルフリーな羽毛で
心まで暖めるクラボウ
エピソード2
3Dプリンターで
街づくりを変えるクラボウ
エピソード3
畜産の持続可能性を
切り拓くクラボウ
エピソード4
半導体の品質をセンシング
技術で支えるクラボウ
エピソード1
ロボットの「できない」を
可能にするクラボウ
エピソード2
繊維でウイルスから
社会を守るクラボウ
エピソード3
フィルターで空気と社会を
変えるクラボウ
エピソード4
iPS細胞で健康寿命を
支えるクラボウ
持続可能な開発目標(SDGs)に対するクラボウの姿勢と、関わりの深い事業活動を紹介します。
身近な暮らしの中で使用されているクラボウ製品をご覧いただけます。
クラボウグループの挑戦の歴史やその原点、これからの未来に向けた取組みをご紹介。
当社の事業と人材採用・人材育成に対する考え方を紹介。募集要項やWEBエントリーの窓口も。