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インクジェットプリンタ捺染への応用 |
【B】テキスタイル及び広告業界におけるデジタル製版 |
■インクジェットプリンタ製版への応用
『テキスタイル捺染製版』
テキスタイル捺染おけるスクリーン型の製造は、大半がフィルム製版に依存しており、近年普及の兆しが見えるダイレクト製版は、業界でも20%未満の普及率となっている。手作業によるトレースフィルム作成も依然として残っており全工程アナログ処理による製造も決して珍しくない。製版は、デザイン原画のスキャン、色分解、トレース、フィルム出力から最終的にスクリーン感光、感光後処理という数多くの工程を経ている。色分解の工程は捺染工程と密接に関連しており、染料、素材、捺染指示によって大きく左右される。
フラットスクリーン型は国内の熟練工の高齢化、国際競争力の強化のもと、韓国を中心とした東南アジア地域への技術・製造移転が進み、国際分業の典型として発展してきた。その結果、国内トレーサーの転廃業の促進も生み出した。しかし、従来の工程を経るがために、トレース制作指示を出しトレースフィルムを入手するまでに、航空便という高コスト運送を利用しても最短で1-3週間という日数がかかっている。さらに、完成したフィルムを用いてスクリーン感光処理を行う焼き付け作業は、高品質内地・輸出製品では要求精度も高く、全面グラデーションや細線など手作業では高度な技術が要求される。フィルムを固定する際に発生する型ズレや焼き付けムラやカブリ、ピンホールといった、やはり熟練工を必要とする最終の製版処理が不可欠となっている。
これらの問題に対して、インクジェット捺染の技術はダイレクト製版を顧客に提案し、解決策を示した。一般にダイレクト製版システムは、デザインCADなどのアプリケーションソフトウェアでスキャンしたりMOなどの媒体で入手するデジタル原図を、色分解後、各版ごとに直接感光剤を塗布したスクリーンにインクやワックスをジェットする。後は、感光、洗い流し補強などによって製版が完成し、大幅な合理化と省力化をもたらしている。
Manufactured by CST&Robustelli |
【仕様】 |
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インク |
Solid WAX INK |
出力方式 |
ピエゾ式インクジェット |
ノズル |
160ノズル |
解像度 |
1019x1019dpi |
型固定方式 |
Air駆動自動式 |
適応寸法 |
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(印捺サイズ) |
1,000x1,000
1,800x1,400 |
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Large frame : 2,800 x 4,500 (WAXJET)
※WAXJET/INKJETは、販売を終了させて頂きました。
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