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ホーム >> 導入事例 >> 三次元写真計測の応用事例

■事例
三次元写真計測の
応用事例
【A】五木村工事現場
斜面崩壊計測
計測処理作業
結果
【B】砕石現場 堆積土量計測
計測処理作業
結果
【C】非破壊検査
金属腐食部位計測
計測処理作業
結果
【D】遺跡・考古学資料作成
計測処理作業
結果
【事例一覧】
【関連商品】
■Kuraves
操作の流れと付随ツール

事例 三次元写真計測の応用事例


【C】非破壊検査 金属腐食部位計測
>> 『計測処理作業』
>> 『結果』

 

平成14年10月17日(木)、近接撮影にて、金属の腐食状況の計測、評価を行った。
 
計測には腐食した金属板を用いた。撮影方法はデジタルカメラのズームをTele端に、焦点距離を60cmに設定した (COOLPIX5000の場合、ズームをTele端、焦点距離60cmの設定で25×19cmの画角を得る)。
また金属板横に硬尺を配置し、これを基準長とした (計測にはTele端、焦点距離60cmで校正されたカメラパラメータが必要となる)。

設定したカメラ焦点距離に合わせて対象物の手前約60cmから撮影。この撮影は、手ブレを考慮に入れ全5枚を撮影 (近接では手ブレなどによって画像がボケやすく、できればカメラを固定できる方が良い)。撮影に要した時間は1分。

【携帯設備】
カメラ NIKON COOLPIX5000・・・・・1台
硬尺
処理用ノートパソコン・・・・・1台



■計測処理作業

撮影終了後、直ちに計測処理を行った。
処理に要した時間は、以下の全ての作業を通して約30分ほどであった。


画像1

画像2

『現況解析』
  1. 撮影した5枚の画像から適当な物を2枚(上の画像1,2)を選び「Kuraves-K」に取り込む。
  2. それぞれの一致点(対応点)を13点指定し、カメラ位置を計算した。
  3. 硬尺の目盛りを基準長として全体のスケールを定めた。
  4. 画像1に、金属上に約40×40mmにメッシュ状(約1.2mm間隔)の計測点、約1000点を設定し、自動計算させた。
  5. 誤対応点や三次元化できない点を検索機能で省き、腐食箇所の三次元モデルを作成した。
  6. 図面化ツール機能を用いて、オルソ画像(図1)から等高線(図2)や断面(図3)を作成した。

図1:落下堆積物境目

図2:100μ等高線


図3:断面図



■結果

でき上がった等高線をサンプルと目視比較したところ、イメージは合っていると思われる。 またでき上がったデータ(等高線、断面等)を縮尺をそろえて印刷し、さらにDXF出力機能を用いてCAD(このときはAUTOCAD)にて確認した。 30分ほどで作業できる点、現地での手軽(カメラ、縮尺のみ)さ、CADで簡単に検査レポートが作成できる点、などメリットが大きい 。



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