- Q1、ソフティセルONEとはどんなものですか?
- Q2、ソフティセルONEにはどんな特長がありますか?
- Q3、ソフティセルONEの断熱性能は?
- Q4、熱伝導率の経年変化は?
- Q5、ソフティセルONEって他の断熱材と何が違うの?
- Q6、ソフティセルONEは断熱効果以外にもメリットはあるの?
- Q7、ソフティセルONEの吸水性は?
- Q8、ソフティセルONEの燃焼性は?
- Q9、省エネルギー効果はあるの?
Q1、ソフティセルONEとはどんなものですか?
ソフティセルONEとは、断熱材のブランド名で、クラボウの住宅用ノンフロン現場発泡硬質ウレタンフォームの事です。ソフティセルONEの原料となる2種類の液体を、専用の機械で対象物に吹き付けると、瞬時に発泡し70~100倍に膨らみます。その気泡の中にはたくさんの空気を含んでいるため、断熱性が極めて高い断熱材となります。
①2種類の液体を用意
②液体を混ぜる
③70~100倍に発泡
2種類の液体を混ぜ合わせると、こんなに膨らみます。
Q2、ソフティセルONEにはどんな特長がありますか?
ソフティセルONEは、以下のような特長があります。
1. 建物の細かい隙間にもしっかりと充填し密着するため、断熱と気密が1度に施工可能
2. 連続した柔軟な気泡構造のため、高い吸音性、防音性を発揮
優れた吸音性
3. 高断熱、高気密のため、冷暖房の効率が良くなり、電気代などの冷暖房費が軽減
冷暖房費が安い
4. 柱の腐り、金属の錆びの原因となる結露を抑え、家を長寿命化
家の寿命が延びる
5. 主に吹き付け作業だけのため、通常1~2日で施工が完成(工期の短縮)
優れた施工性
6. フロンやホルムアルデヒドを含んでないため、地球にも人にも優しい
地球にも人にも優しい
Q3、ソフティセルONEの断熱性能は?
ソフティセルONEは、熱伝導率が0.040W/m・K(JIS規格値)です。またソフティセルONEは、建物の細かい隙間にもしっかりと充填し密着するため、気密性に優れ、長期間の使用にも断熱性能の劣化、寸法変化はほとんどなく高い断熱効果を発揮します。
他断熱材との比較
Q4、熱伝導率の経年変化は?
プラスチック系断熱材は、発泡ガスが断熱効果を発揮しますが、通常、そのガスは時間とともに大気中の空気と少しずつ入れ替わり、熱伝導率が低下します。
ソフティセルONEの気泡にも空気が含まれていますが、気泡中の空気は大気中の空気と成分が同じのため、熱伝導率の劣化がありません。
Q5、ソフティセルONEって他の断熱材と何が違うの?
Q6、ソフティセルONEは断熱効果以外にもメリットはあるの?
Q7、ソフティセルONEの吸水性は?
ソフティセルONEは、連続気泡フォームなので、他のプラスチック系断熱材に比べると吸水性は高くなります。そのため直接水がかからないよう設計・施工上注意が必要です。
Q8、ソフティセルONEの燃焼性は?
ソフティセルONEの引火点は、約300℃、発火点は約400℃となります。またソフティセルONEは、「JIS A9526(建築物吹付用硬質ウレタンフォーム)」の燃焼性試験をクリアしています。さらに軸組み、枠組み工法住宅の一般的な構造では、「防火30分」の認定も取得しています。
各種認定書
Q9、省エネルギー効果はあるの?
ソフティセルONEは、断熱材で家をすっぽり包むため気密性が高く、隙間風による冷暖房効果の低下がほとんどありません。そのため社内試験では、一般的な断熱材であるグラスウールと比べ、約32~35%の節電、節約となりました。
また通常の施工では、平成11年に定められた次世代省エネ基準(温熱等級Ⅳ)に対応していますが、その場合、平成4年に定められた新省エネ基準(温熱等級Ⅲ)と比べて、冷暖房費が約30%以上の節約になります。
※施工の厚みにより、省エネルギー効果に差がでます。
消費電力の大幅ダウン