遺伝子発現解析(スタンダードコース)

特長

お客様のTotal RNAをリアルタイムPCR(TaqMan® Probe Asssay)で相対定量解析するサービスです。
Total RNAを送付いただければ、希望する遺伝子について解析を実施します(内部標準遺伝子もご希望に応じます)。
解析は2遺伝子、2検体よりお受けします。

解析内容

解析対象の遺伝子の発現量をTaqMan® Probe Assayで相対定量します。
蛍光強度を指標に、解析対象遺伝子の増幅量をリアルタイムにモニタリングします。ある一定の蛍光強度に達した時点の増幅サイクル数(Ct値: Threthold cycle)を計測します。

リアルタイムPCR法による遺伝子発現解析
リアルタイムPCR法による遺伝子発現解析

解析対象遺伝子のCt値は内部標準遺伝子のCt値によって補正され(ΔCt値)、サンプル間の遺伝子発現をそれぞれのΔCt値で比較します(Δ ΔCt法) 。

TaqMan® Probe AssayではPCRの増幅ターゲット領域内に特異的なプローブを設計することで、非特異的増幅によるデータ誤りのリスクを排除できます。
弊社では1検体あたりの増幅反応数を4と設定しております。これにより、安定したデータをご利用いただくことが可能になります。

解析原理

TaqMan® Probe法 解析原理
TaqMan® Probe法 解析原理

5'末端を蛍光物質、3'末端をクエンチャー物質で修飾したオリゴDNA(TaqMan®プローブ)をPCR反応系に加える方法です。
アニーリング時、TaqMan®プローブはテンプレートDNAへ特異的にハイブリダイズします。その際プローブにはクエンチャーが存在するため、蛍光発生しません。

伸長反応時、Taq DNA ポリメラーゼのもつ5'→ 3'エキソヌクレアーゼ活性により、テンプレートDNAにハイブリダイズしたTaqMan®プローブが分解されます。
それに伴い蛍光色素がプローブから遊離、クエンチャーによる抑制が解除されて蛍光を発します。
増幅用のプライマー、およびTaqMan®プローブによって検出する遺伝子の特異性を高めます。

解析結果

各サンプルにおける遺伝子発現値(Ct値)、内部標準遺伝子による補正データ(⊿Ct値)の結果をエクセルファイルにて報告します。

解析費用

お問い合わせフォームより解析をご希望の製品と検体数をお知らせ下さい。営業担当より解析費用をご案内します。

納期

必要試薬入手後、約2週間

必要サンプル条件

Total RNA 1.0μg以上(濃度 50ng/μl以上)
※濃度 50ng/μl以上

ご注意

※サンプルはヌクレアーゼフリー水に溶解してください

※サンプルが上記規定に満たない場合は、お気軽にお問い合わせください。

※RNA抽出サービス(オプション)もご利用いただけます。

解析対象遺伝子検索

ご注文時には解析対象となる遺伝子情報(GeneSymbol または GenBank accession番号)が必要になります。
下記のウェブサイトよりご確認いただくことが可能です。
NCBI Gene

お客様ご自身で解析に使用するTaqMan Probe Assayを選択いただくことも可能です。下記のサイトより検索が可能です。
TaqMan® Probe Assay検索フォーム(サーモフィッシャーサイエンティフィック)

ご依頼方法

解析依頼書の確認事項に同意・捺印いただいた上で、ご所属・ご氏名・サンプル情報などの必要事項をご記入いただき、サンプルと合わせてお送りください。
解析依頼書はこちら

サンプル送付方法

サンプルは十分量のドライアイスを同梱し、下記宛先まで冷凍便にてお送りください。

〒572-0823
大阪府寝屋川市下木田町14-5クラボウ寝屋川テクノセンター3F
クラボウ バイオメディカル部
遺伝子受託解析グループ 宛
TEL 072-820-3093

詳しい送付方法はこちら

※弊社では土日・祝日のサンプル受け取りはできませんので、避けてお送りください。

※サンプルの返却につきましてはお受けできません

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