「測量」の名前のとおり、三角形の原理を使って離れた地点との距離を計測する手法が三角測量と呼ばれています。
具体例として、ある2点間の正確な距離が分かっている場合、その2点から離れた場所のある地点との距離は、その2点との角度が分かれば「三角形の一辺とその両端角が分かれば三角形が確定する」という性質によって確定することができます。(図1)
【図1 三角測量の概念図】
例えば木の高さを測りたい時に、木から少し離れた場所に立ち、その木との距離と、その場所から木のてっぺんを結んだ線と地表の角度が分かれば、木の高さを計算できますが、これも三角測量の応用と言えます。(木と地表の角度は90度とする。)(図2)
【図2 木の高さの測量】
この三角測量の原理を利用することによって、離れた場所にある物体の三次元的な形状を測定することが可能になります。
1. | 三角測量 |
2. | ピンホールカメラの原理 |
3. | レンズによる像 |
4. | レンズの「歪み」 |
5. | 複数のカメラの位置関係の決定 |
6. | 2台のカメラによる物体の座標の決定 |
7. | エピポーラ線(補助線) |
8. | 三次元画像計測の手法 |
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