PEOPLE 02
営業
繊維事業部 繊維素材部 繊維素材課
2015年入社/商学部卒
N・N
まずは繊維製品の製造業として雇用を守ること。そのためには愚直に利益を上げ続ける必要があります。高機能天然繊維を世界中に普及させ、繊維の端材や廃棄衣料を再資源化する技術と合わせて、さまざまな国で発生している廃棄衣料・資源枯渇・環境破壊等の問題へアプローチしていきたいと思います。
クラボウへの志望理由を教えてください。
大学では主に国際ビジネス関係を学んでいたのですが、一方で服飾専門学校と共催していた授業も聴講し、実際に洋服を作ったりもしました。このように海外とファッションに熱中した学生生活を送ったこともあり、就職活動も「日本の衣料やテキスタイルを他国へ輸出ができる繊維メーカー」を軸に企業選びを行っていました。その中でもクラボウに惹かれたのは、デニムの輸出に定評のある素材メーカーだったから。また、当時のクラボウは同業他社に比べて繊維事業の比率が高く、自分のやりたいことに挑戦する環境が整っていると感じましたし、選考の過程で仕事に対する考え方や希望をしっかり聞いてもらえたことも決め手の一つになりました。
現在の仕事内容について教えてください。
最初の配属先は繊維素材部 原糸課で、その後インドネシアの現地法人へ出向、そして現在、繊維素材課の営業として働いています。約3年間にわたる海外での経験を活かし、メーカーである当社の利益を最大化するために何が必要なのかを考えながら、営業活動を中心にそこから派生する素材開発やサプライチェーン構築なども行っています。私に求められているのは、やはりこれまで培ってきた経験に基づく視点だと認識していますし、だからこそ裁量権を与えられ自由に業務を行うことができているのだと感じます。
実務としては、海外の工場でモノづくりを行う、規模感のあるビジネスを担当することが多いですね。影響が広範囲に及ぶことを考えると、どうしても判断や行動が慎重になりがちですが、そのようなビジネスこそ関係者の数が非常に多いため、迅速なレスポンスを心がけています。
印象的な仕事のエピソードについて教えてください。
海外出向した経験が今でも印象的です。出向当初、インドネシア現地法人の経営は決して良い状況と言えるものではありませんでしたが、私に与えられた役割はその改善をプロデュースするマーケティングディレクター。そのため自ら経営課題を見つけ、それに対する施策立案やアクションといった一連の流れを、自社の経営資源を活用しながら自身の裁量の中で行いました。入社4年目の若手社員にとってそれは大きな挑戦であり重責でもありましたが、この時の自分の決定がダイナミックに経営に影響を与えることの実感が、今につながる成長の契機になったと考えています。
最終的には、調達構造、生産品、生産管理方法、販売先、物流といった様々な視点からサプライチェーンを見直すことで大幅な経営数字改善を実現でき、それも良い経験となりました。
FUTURE GOALS
今後の目標
実現したいことは多数あります。例えば、ワタ・糸・生地(生機)といった、繊維業界では原料と言われるモノの仕入れを日本では比較的多量に行っている当社で調達構造を見直すことで、繊維事業の収益構造を変えていきたいです。収益構造が変われば重点的に取り組んでいるビジネスへ資本投下しやすくなるので、そこから事業発展を加速させるという好循環を生んでいきたいですね。
DAY OFF
休日の過ごし方
休日は友人を自宅に招いて料理をしながら、その食事に合うお酒を飲むことが多いです。最近はインテリアにハマっており、そこから派生して陶器やお花にも興味があります。陶器は陶芸、お花は押し花を習おうと画策中です。