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撹拌・脱泡時の運転モードの充実、温度センサーの追加など機能を拡充!
撹拌・脱泡装置マゼルスターの中型機「KK-2000W」を販売開始
クラボウ(資本金 220億円、本社 大阪市中央区、社長 藤田晴哉)エレクトロニクス事業部は、遊星式撹拌・脱泡装置シリーズ「マゼルスターⓇ」の中型新機種KK-2000Wの販売を開始します。今回、販売を開始するKK-2000Wは、従来の中型機KK-2000の後継機で複数の運転モードの追加やモニタリング機能のオプション対応など機能の拡充を図りました。
また、明日1月13日から東京ビッグサイトで開催される「ネプコン ジャパン2016(第17回電子部品・材料EXPO)」(注)に実機を展示します。
1.「マゼルスター」シリーズについて
遊星式撹拌・脱泡装置「マゼルスターⓇ」シリーズは、材料の入った容器を公転及び自転させることにより、撹拌棒、羽根、真空ポンプを使用せずに、撹拌と脱泡を同時に短時間で処理できる装置で、様々な材料や処理量に対応できるように、現在、常圧7機種と真空装置付5機種をラインアップしています。導電性ペースト材や封止・絶縁材、シリコン樹脂成型材などの撹拌・脱泡に使用され、半導体、液晶パネル、LED、2次電池などのエレクトロニクス製品の開発・製造において欠かすことができない装置となっています。
最近では、より高い信頼性が要求される航空機向けの接着剤材料や医療用シリコン材料などの撹拌・脱泡にも用途が広がってきており、撹拌・脱泡時の回転数や速度管理、材料温度のモニタリングなど材料への負荷を管理するニーズが高まってきています。このニーズに対応するため、材料特性や処理目的に応じてきめ細かい設定が行える運転モードの追加や新しいオプションとして温度センサーを追加するなど設定管理機能の充実を図ったKK-2000の後継機「マゼルスターKK-2000W」を追加し、ラインアップを強化しました。
2.「マゼルスター KK-2000W」の特長
(1)撹拌・脱泡能力の向上
撹拌・脱泡の運転モードに「分離防止モード」・「強撹拌モード」・「脱泡モード」の3種のモードが新たに加わり、材料特性や処理目的に応じてきめ細かい運転設定がより簡単に行えるようになりました。
(2)運転モニタリング機能の追加(オプション対応)
温度センサーをオプション追加することにより、撹拌・脱泡時の容器温度の変化が把握できるようになり、熱に影響を受けやすい材料の最適な撹拌・脱泡条件を検証することが可能となります。また、運転中の公転・自転の回転数や回転時間などの情報をパソコンに通信することで、運転履歴を記録して、研究開発の効率化に役立てることができます。
3.主要仕様
(1)最大処理量:2Kg×2カップ
(2)電源電圧:AC200~240V(3相)
(3)外観寸法:W646× D663× H851 mm
(4)本体重量:約240Kg
(5)オプション:温度センサーユニットおよびデータ通信ソフトウェア
4.販売開始時期・販売目標
(1)販売開始:平成28年1月13日
(2)販売価格:498万円/台(税別)
(3)販売目標:50台/平成28年度
5.お問い合わせ先
クラボウ エレクトロニクス事業部
(大阪)色彩情報システム課 担当:森岡
〒541-8581 大阪市中央区久太郎町2-4-31
TEL:06-6266-5553 FAX:06-6266-5529
(東京)システム営業課 担当:小松
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2-7-1
TEL:03-3639-7087 FAX:03-3639-7097
URL http://www.kurabo.co.jp/ E-Mail msg@ad.kurabo.co.jp
以 上
(注)「ネプコン ジャパン2016(第17回電子部品・材料EXPO)」
1.会期:平成28年1月13日(水)~15日(金)
2.場所:東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)
3.ブース番号:E46-32