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作業者の熱中対策支援サービス「スマートフィット for work」多様なウェアラブルデバイスより選べる新サービスを提供開始 ~新プラットフォームにより、幅広い業界・多様な作業現場でリスク管理が可能に~
クラボウ(資本金 220億円、本社 大阪市中央区、社長 藤田晴哉)繊維事業部は、暑熱環境下における作業リスクを支援する「Smartfit(スマートフィット)for work」のサービスについて、従来の専用シャツ型デバイスの他にもリストウォッチ型やイヤークリップ型などの多様なウェアラブルデバイスより選択できる新たなサービスを、2020年5月中旬から提供します。
1.開発経緯とサービス概要
建設業、運輸業、製造業などで熱中症の発生が増加傾向にある中、暑熱環境下における作業リスク(以下 暑熱作業リスク)対策へのニーズの高まりを受け、当社は2018年から「Smartfit for work」のサービスを提供してきました。これまでは、専用のシャツ型デバイスのみを使用してきましたが、作業内容によってはシャツ型が適さない場合もあるなど他の形態のデバイスでの対応を求めるユーザーのニーズに応えるため、共創パートナーが展開しているリストウォッチ型やイヤークリップ型など様々なタイプのウェアラブルデバイスに対応する新たなプラットフォームを開発しました。これによって、多様なウェアラブルデバイスを選べるようになり、今後はより幅広い業界や多様な作業現場でご利用いただける充実したサービスを提供してまいります。
<Smartfit for work とは>
デバイスから取得した作業者の生体情報をスマートフォン経由でクラウドサーバーに送信し、気象情報などを融合した解析アルゴリズムにより、暑熱作業リスクをリアルタイムに推定し3段階でリスクを通知するほか、蓄積された生体情報から自動学習(AI)機能により、個人毎の「平常範囲」の基準値を生成し、日々の体調変化もアラート通知する現場作業者のリスク管理支援システム。
【新プラットフォームの特長】
ウェアラブルデバイスの種類によって取得する生体情報が異なるため、アルゴリズムを共通化すると解析結果の精度にバラつきが生じやすいが、当社の新プラットフォームでは、デバイス毎に最適化したアルゴリズムを共通のプラットフォームで使用できるため、
(1) デバイスの種類を問わず高精度なリスク評価サービスが利用可能
シャツ型以外のデバイスを選択した場合も、従来の「Smartfit for work」と同等の高精度なリスク評価サービスが利用できます。
(2) 同じ画面で一括管理が可能
種類の異なるデバイスを使用する場合でも、同一の管理画面で一括管理ができます。
(3)容易なデバイス切り替えが可能
IDカードとQRコード設定により、簡単にデバイス種類の切り替えができ、作業の内容や環境に応じてデバイスが使い分けられます。
2.サービスの料金(参考価格)
初期設定費用および月額利用料でサービスがご利用いただけます。
1ユーザーあたり 初期設定費用:30,000円(税抜き)/月額利用料:6,000円(税抜き)
※上記はシャツ型デバイスを選択した場合の参考価格です。
シャツ型デバイス以外を選択した場合の価格については別途お問い合わせください。
※Smartfit専用シャツは別売となります。サイズや素材については別途お問い合わせください。
※上記はウェアラブルデバイスおよびスマートフォンのリース料金、通信・通話料金込みとなります。
※今後もその他共創パートナーのウェアラブルデバイスとの連携を予定しています。
3.今後の展開
今後、ユーザーが既に使用しているウェアラブルデバイスやシステムのほか、現場に設置している小型環境センサなどから取得した環境情報(温度、湿度)などとの連携も進めてまいります。これにより、建設・製造・運輸・警備業などあらゆる酷暑環境の作業現場を持つ企業へ、より幅広いサービスが提供可能になります。また、共創パートナーの拡大および取組み強化を図り、職場のウエルネス分野への展開やデータを利活用したソリューション提案をすることで、多様な職場環境における安心・安全など総合的にサポートするサービスの充実を進めていく予定です。
4.お問合せ先
■報道に関するお問い合わせ
総務部 広報グループ 担当:山﨑・本多 TEL: 06-6266-5073
■製品・販売に関するお問い合わせ
繊維事業部 事業推進部 担当:藤尾 TEL: 06-6266-5084
<Smartfit for work 特設サイト>
サービスの詳細や導入企業様によるご利用者の声などをご紹介しています。
https://smartfit.jp/