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FA設備の専門メーカー 株式会社セイキの全株式取得に関するお知らせ
クラボウ(資本金 220億円、本社 大阪市中央区、社長 藤田晴哉)は、グループの2030年の目指すべき姿を「イノベーションと高収益を生み出す強い企業グループ」と定め、各分野において積極的な事業展開を行っております。その一環として、この度、環境メカトロニクス事業における事業基盤の一層の強化と業容の拡大を図るため、電子部品、自動車部品、精密機械分野におけるファクトリーオートメーション(FA)設備等の設計製作において大手企業との取引実績を有する株式会社セイキ(以下、セイキ社)の全株式を、2021年2月1日付で取得いたしました。
1.株式取得の理由
クラボウの環境メカトロニクス事業では、色のセンシング技術を活用した検査・計測システム、環境プラント、バイオ関連製品、工作機械の開発・製造・販売を積極的に推進しており、近年では、高速3Dビジョンセンサーを活用した産業用ロボットシステムやカラー画像処理技術による高速での検査が可能な検査・計測システムなどの販売拡大に注力しています。
一方、セイキ社は、FA設備の設計製作で40年以上の実績があり、完全オーダーメイドのFA設備の開発力と自社で設計、加工、組立、調整、据付・保守までを行う一貫体制によるスピーディーな対応力などの強みを有しています。現在は、主に電子部品、自動車部品、精密機械メーカー向けFA設備の開発販売に注力しています。
この度、FA設備市場において両社の強みを活かした事業展開を行い、環境メカトロニクス事業における業容拡大を図ることを目的に、セイキ社の全株式を取得いたしました。
(1)株式譲渡契約締結日:2020年12月23日
(2)株式譲受日:2021年2月1日
(3)株式譲受価格:非公開
2.シナジー効果
セイキ社をクラボウグループに迎えることにより、次のシナジー効果を発揮し、事業基盤のさらなる強化を図るとともに、業容の拡大を目指してまいります。
また、当社グループ会社の倉敷機械㈱の工作機械事業との営業・技術・調達面での連携も行ってまいります。
①クラボウの検査・計測技術とセイキ社のシステム設計・製造力の融合によるロボットビジョンシステムや
各種検査装置等の新分野の開拓、新製品の開発・販売
②両社の国内外での販路の相互活用
③グループ内での効率的な開発・生産・販売体制の構築
3.セイキ社の概要
(1)会 社 名:株式会社セイキ
(2)所 在 地:富山県魚津市東山167-1番地
(3)代 表 者:代表取締役社長 森重 潔(2021年2月1日就任)
なお、森重 潔はクラボウの執行役員(産業機器事業担当)を兼務いたします。
また、前代表取締役社長の田畑 正宏氏には、セイキ社顧問に就任いただきます。
(4)事業内容:自動車関連などの電子部品、コネクタ、OA機器などのFA設備の設計製作
(5)従業員数:130名(2021年1月1日現在)
(6)設 立:1976年7月
(7)資 本 金:1,160万円
(8)発行済株式総数:580株
(9)決 算 期:3月31日
(10)直近の業績(2020年3月期):(売上高)約37億円
<株式会社セイキ 本社工場>
4.お問い合わせ先
クラボウ 大阪本社
総務部 広報グループ 担当:山﨑
〒541-8581 大阪市中央区久太郎町2-4-31 TEL:06-6266-5073
以上