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アップサイクルシステム「L∞PLUS」がJALの再生商品プロジェクトに採用~4社連携で資源循環型社会の実現に貢献~
クラボウ(資本金 220億円、本社 大阪市中央区、社長 藤田 晴哉)繊維事業部は、日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:赤坂 祐二、以下「JAL」)、株式会社JALUX(本社 東京都港区、代表取締役社長 髙濱 悟)、エフシープランニングオフィス 市岡株式会社(本社 大阪市中央区、代表者 市岡 明義、以下「FCP」)と共同で、JAL機内で使われていたブランケットをアップサイクルして商品化するプロジェクトをスタートしました。本プロジェクトには、クラボウの独自技術によるアップサイクルシステム「L∞PLUS(ループラス)」が採用されており、資源循環型社会の実現に貢献します。
1.プロジェクトの概要について
JALグループでは、役目を終えた機内ブランケットをアップサイクルしてTシャツやバッグなどの商品に再生するプロジェクトをスタートしました。この再生商品プロジェクトでは、回収したブランケットを再び繊維に蘇らせることが必要となるため、当社が2017年から展開しているアップサイクルシステム「L∞PLUS(ループラス)」が採用されました。今回のプロジェクトでは、役目を終えたブランケットの回収から再生糸の製造、その再生糸を使用したアップサイクル商品の企画開発をクラボウ、JAL、JALUX、FCPの4社が連携して推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
2.取り組み内容
(1)生産プロセス
■JALグループ
JALグループの機内で使われ、役目を終えたブランケットを回収して分類します。
■クラボウ
クラボウの独自技術によるアップサイクルシステム「L∞PLUS(ループラス)」を活用して、回収したブランケットをクラボウ安城工場にて「カット」「粉砕」したのち、反毛(はんもう)(注1)設備で一度わた状の繊維に戻します。そして、品質を安定させるため、新たにコットンを加え、紡いだ再生糸からアップサイクル素材(注2)を生産し提供します。
反毛の工程を経てできた再生糸は、新たな衣類や雑貨などに幅広く活用することができます。
■FCP
「L∞PLUS」によりアップサイクルした糸をカットソーや布帛の生地にし、縫製を行います。
(2)商品展開 ※画像はイメージです。
オリジナル商品の第1弾として、地球の平和と環境を守るメッセージを発信し続けてきたウルトラマンシリーズをデザインしたTシャツとトートバックの販売をJALUXが行います。
第2弾の商品としてゴルフ関連商品(ポロシャツ、バッグ、キャップ)の販売を予定しています。
(発売日)2024年4月26日(金) *Tシャツのみ事前予約受付中
*商品の詳細は下記サイトを参照ください
JAL公式ショッピングサイト「JALショッピングJAL Mall店」
https://ec.jal.co.jp/shop/pages/0002ultraman.aspx
(3)今後の展開
クラボウでは、今後も「L∞PLUS」を活用し、魅力ある商品開発を進め、資源循環型社会の実現に貢献するとともに、アパレルメーカーや繊維産地など様々な企業をはじめ、自治体や消費者なども繋ぎ合わせ、社会全体で取り組む共創ビジネスを推進してまいります。
3.お問い合わせ先
クラボウ 総務部 コーポレートコミュニケーション課 担当:山﨑
〒541-8581 大阪市中央区久太郎町2-4-31 TEL:06-6266-5053
■コーポレートサイト http://www.kurabo.co.jp/
■L∞PLUS特設サイト https://www.looplus-kurabo.com/
以 上
(注1)反毛とは繊維製品や縫製時に発生する繊維素材の裁断片などをわた状に戻すこと
(注2)アップサイクル素材のリサイクル原料含有率は約20%以下
(参考)
■日本航空株式会社
資 本 金:5,468億3,100万円
代 表 者:代表取締役社長 赤坂 祐二
事業内容:定期航空運送事業及び不定期航空運送事業
航空機使用事業
その他附帯する又は関連する一切の事業
連 絡 先:広報部 (TEL)03-5460-3105
■株式会社JALUX
資 本 金:25億5,855万円
代 表 者:代表取締役社長 髙濱 悟
事業内容:航空・空港事業
ライフサービス事業
リテール事業
フーズ・ビバレッジ事業
連 絡 先:経営企画部広報・サステナビリティ推進課 (TEL)03-6367-8822
■エフシープランニングオフィス 市岡株式会社
資 本 金:5,500万円
代 表 者:代表取締役社長 市岡 明義
事業内容:テキスタイルの製造・企画
連 絡 先:エフシープランニングオフィス (TEL)073-402-5600