1905年、画家のA.H.マンセルが考案したものです。これに修正・検討を加えたものが、1943年アメリカ光学学会から提案されました。現在広く使用されているのは、この修正マンセル表色系であり、JIS8721に採用され、XYZ表色系との対比が規定されています。
マンセル表色系による知覚色の表示は色相(H)、明度(V)、彩度(C)の3つの属性により、HV/Cと表記されます。
図10の左には色相の関係を現したものでマンセル色相環と呼ばれています。色相環の中心は、無彩色である。右側の図は色相を切り取って横に見た状態で、マンセル色票と呼ばれる。マンセル色票は横に彩度・縦に明度を表します。