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2.色の差を読む |
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『1.色彩学の基礎知識』で、色の認識・表現のしかたを説明してきましたが、実際の調色作業で問題になるのは、微妙な色の違いです。これを色彩学では色差といい、表色系と同様にさまざまな学者が各種の試行を行っています。
ここでは、その代表的な例を説明します。 |
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2-1.CIE1976L*a*b*色差式 |
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CIE1976L*a*b*表色系で現される色差で、最もスタンダードな色差式として、広く利用されています。CIE1976L*a*b*表色系で得られた、
L*・a*・b*の値の距離をもって色差とします。 |
図14 CIE1976L*a*b*色差式 |
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また、この差分の現しかたを、色相差ΔH・彩度差ΔCで表すこともあります。
図14からもわかるとおり、ΔCは、表色系原点からの距離の差の意味でです。ΔHは、Hの角度差で表すΔH°(デルタヒューアングル)と色度差から彩度成分を除いたΔH(デルタヒューデファレンス)とがあります。
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図15 L*C*H*色差式 |
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